凡人が解説する高校化学

凡人でも化学で高得点をとるには?-共テ編-

はじめに

どうも、投稿者のBonです。

今回は前回の大前提を踏まえた共通テストの対策を書いていきたいと思います。

ちなみに今回の記事は前回記事の続きなので読んでいない方は是非読んでおいてほしいです。

bonjinscience.hatenablog.com

 

 

共テは才能がないと得点できないのか?

凡人の皆さんには残念なお知らせ(僕も)ですが、共テは旧センター試験よりも才能がないとしんどいと言われています。

しかし最初にいいます。

これは嘘です。

ちなみに何でこの説が浮上したかの僕の個人的な見解なのですが、

センター試験は知識を問う問題が多く機械的な暗記学習で得点できていたのにもかかわらず、共通テストではパターン3の思考問題が多くを占めます。

これによって、暗記マシーンとかしていた理系学生を軒並み地獄に落としたからであると考えています。

センター試験では知識の記憶が強く得点に結びついていたのにもかかわらず、共通テストでは逆に知識をその場で運用する能力が得点に結びつくようになっているのです。

この知識をその場で運用する能力というのがなかなかにくせ者なんですよね。

この能力が才能によりやすいと考える人が多いがゆえにこの迷信が生まれたというわけです。

ではこの点を踏まえて具体的な共テ対策の話に移っていきましょう。

知識、典型問題は死んでも落とすな!

共テがいくら知識の運用力を試す試験といっても、シンプルな知識、典型問題はある程度は出題されます。

(全国の高校生を振り分ける試験ですから、パターン1問題は絶対に出るわけです。)

ここだけは暗記と演習量で乗り切れます。

自分の才能のなさを僻み、他者の才能を羨む暇があったら、ここだけは落とさないように努力しましょう。

化学は努力教科です。

とりあえず共テに出やすい単元とかは気にせずに(そもそもそんなもの現時点ではまだわからないので)網羅的に勉強しましょう。

“共通テスト対策”は11~12月までは始めなくていい! 

極論ですけどね…

共通テスト対策は早いほうがいいといいますが、化学に関しては大きな間違いです。

現在(2024年度)において、共通テスト対策だけに絞って共通テスト対策をするのは全くの愚行です。

その理由としてはまだ難易度と問題パターンが底知れないこと、それに伴う問題集と模試の精度の不安定さがあげられます。

先ほどいったとおり、共通テスト化学において問われているのは知識の運用力です。

知識の運用力は共通テスト対策のみをしていてはつきません。

それこそ、2次試験の問題は知識の運用力を焦点に作られている問題が多いのでよい対策になります。

こう思うと私の個人的な意見なのですが、共通テスト対策で特にすべきことは知識の運用、資料や情報処理の高速化くらいしかないと思うんですよね。

ですが、2次試験得点比率が低いところもたくさんあるので自分の志望校に合わせて対策を始める時期を調整していきましょう。(これ大事)

 

自分の目標得点を決めろ!

正直これはかなり大事だけど(受験生に)軽視されがちです。

皆さんはこれから何回も模試や過去問などを説いていくと実感すると思うのですが、共通テストってかなり実力がないと安定しないんですよね。

いい問題が来て上ぶれるときもありますが、逆に下ぶれるときも当然あります。

ここで注目してほしいのは偏差値ではなく下ぶれたときの点数が自分の目標点数に届いているかどうかです。

ここでまた少し脱線して持論を展開しますが、天才と凡人の大きな差は時間です。

凡人が4時間かかるものを、天才どもは1,2もしくはそれよりも少ない時間でものにしてしまいます。

では凡人がすることはたった一つです。

それは

取捨選択

です。

時間がかかるなら効率化、つまりやることをしっかり定めていかないと受験本番というタイムリミットには間に合いません。

ここで自分の目標得点率の話が絡んでくるのですが、端的に言うとやるべきことというのは下ぶれても自分の目標得点率を超えるようにすることなんです。

下振れというのは自分に苦手分野があるからこそ起こるわけで、それは一つのやるべきことの取捨選択の判断基準となり得るわけです。

だから目標点を決めた方がいいというわけです。

 

共通テスト対策は過去問が最強!

これは結構常識だと思いますが一応書いておきます。

共通テストの問題は(適切な難易度かはともかく)非常にクオリティが高いです。

過去問以上に共通テストに匹敵する問題集はないと思います。(塾配布の教材だったらわからないかも?)

ただ過去問は数が限られているのでやるのは本当に最後の方でいいです。

重要なのは自分の実力を適切に評価して、適切なタイミングで過去問を使うことだと思います。

 

おわりに

今回は具体的な共テの問題の解き方というよりも、どういう対策の進め方をすればよいかを書いてきました。

これが皆さんの勉強に役立てば幸いです。

次回は二次試験対策編です。

是非ご覧ください!